2学期に入り、言葉のやりとりを楽しみながら、お家ごっこや、レストランごっこを楽しんでいます。
日々の遊びや生活の中で、少しずつ言葉づかいにも変化が見られてきたHちゃんです。
5歳児の幼児が、こんなステキな言葉を使えるのって、すごいですよね!
命令口調ではなく、お願い口調も使えるのです。
「・・しろ」とか「・・しなさい」とかいうものだけでなくて、「・・してください」「・・してちょうだい」というのも命令口調なんです。
私自身を振り返ると、家で「あなた、ちょっと洗濯ぐらいしといてよ!」という、自分の言葉が頭をよぎるのですが・・・。
お願い口調は、二種類あります。「・・しませんか?」「・・していただけませんか?」と、疑問文を使う言葉。
そして、「もし、・・だとうれしい」「もし、・・だったら助かる」などの言葉です。
子どもは、いろんな言葉を知り得て、いろんな言葉づかいをします。
言葉づかいが乱暴だというのはそんなに大きな問題ではないと思います。
乱暴な言葉も知っているけれど、ていねいな言い方も知っていて、どちらも選べるというのが一番いいですよね。
乱暴な言葉づかいをやめさせようとすると、そこに声をかけ、注目を与えて余計にその言葉をつかうようになってしまいます。
子どもの言葉づかいが乱暴だったら、周りの大人が子どもに向かって、もっとていねいな言葉づかいをしていければいいのでは・・そんなふうに考えています。
これからも、人とのいろいろな交わりや経験の中で、人との心地よいコミュニケーションの仕方を身につけていってもらいたいと思います。
(幼稚園学級通信「わいわい湖っ子だより」10月20日号より)